ココナッツオイルがアルツハイマーにいいとは

ココナッツオイルがアルツハイマーにいい?

ココナッツオイルがアルツハイマー病に効果的だと話題になりました。
どうして効果があるのでしょうか。
今回は、実際にあった話を例に挙げてご紹介いたします!

アルツハイマー病とは?

アルツハイマー病になると、脳が効率的にブドウ糖を利用できず、エネルギーの生産ができなくなってしまいます。
そうすることで、脳細胞は飢餓状態になり、ストレスに耐える力が弱くなり、脳は急激に老化してしまい、認知障害を引き起こしてしまいます
摂取したブドウ糖を正しく使えない病気は糖尿病(Ⅰ型、Ⅱ型)ですが、アルツハイマー病も正しくブドウ糖を使えないところから、Ⅲ型糖尿病や脳の糖尿病とも呼ばれています。

人の名前や物の名前が思い出せない、昨日食べたものを思い出せない、しようとしていたことを忘れてしまう、通いなれた道なのに迷子になってしまった、など、症状は様々。
自分、家族、友人など周りにこのような症状がある方はいないでしょうか。
60歳を超えてから発症する場合が多いと言われていますが、最近では40~50代でも発症する人の数も増えてきています。
老化現象の一部ではなく、組織の変性や損傷、プラーク形成が著しいからのようです。
しかも、症状が目立ち始める時には、記憶を司る脳細胞の約70%が破壊されているというのです。

昔は一度なったら治らないものだと言われていましたが、脳は、年をとっても新しい細胞を作ることができます。
新しい細胞を作ることができるということは、つまり、認知症などの神経疾患は回復が可能だということです。

中鎖脂肪酸と脳の働きとは?

ココナッツオイルには豊富に中鎖脂肪酸が含まれていることを説明しましたが、
それが、どうして脳の働きにいいのでしょうか。
どうやら、中鎖脂肪酸がもとになり、体内でケトン体というエネルギー源を生み出すことに理由があるようです。

食べ物に含まれる脂質は、私たちの体に入り、腸で脂肪酸に分解、吸収され、肝臓でエネルギーになります。
中鎖脂肪酸はというと、肝臓で脳のエネルギー源となるケトン体になります。
これが神経細胞に入り、細胞内のミトコンドリアに取り込まれ、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質になります。
ATPが十分にあることで、心臓が動き、呼吸や体を動かすことができるんです。
私たちが食事をすることは生きるためですが、ATPを作るためと言ってもいいかもしれませんね。

ケトン体とは?

ケトン体とは、アセト酢酸β-ヒドロキシ酪酸アセトンの総称です。

体内のブドウ糖が枯渇すると、その代わりのエネルギー源として、ケトン体が使われますが、普通の食事をしていればブドウ糖は摂取できるので、ケトン体を体内で合成することは中々ありません。

では、なぜわざわざココナッツオイルを毎日摂取しなくてはいけないのでしょうか。
答えは、ココナッツオイルは約60%が中鎖脂肪酸であるため、効率よくケトン体に変換することができるからです。
アルツハイマー病の患者にココナッツオイルを勧める理由はここです。
ココナッツオイルを摂取することで、ブドウ糖の代わりとなるケトン体を作れるからなんです!
アルツハイマー病の改善だけでなく、予防のためにも、ケトン体のもととなるココナッツオイルを積極的に取り入れる必要がありますね。

最近では、ケトン体は細胞の老化を防ぐということも分かり、医学界で注目されていますし、
アメリカでは製薬会社などで、中鎖脂肪酸やケトン体が認知症に及ぼす効果についての研究が進められています。

昔、アメリカの製薬会社で研究されていたアルツハイマー病の新薬と同じ成分を含むココナッツオイルを毎日おおさじ2杯半、アルツハイマー病の患者に飲ませたところ、2か月後には会話ができるようになった、表情に精気が戻るなどの症状が劇的に改善され、進行も食い止められたというのです。
中にはココナッツオイルを食べたその日に、明らかな変化が見られた方もいるとのことで、驚きです。

毎日ココナッツオイルを摂取するだけで、アルツハイマー病を改善、予防できるなんてすごいですよね。
毎日ココナッツオイルを摂取することを心がけてみてはいかがでしょうか。

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