緑黄色野菜にはココナッツオイル

ココナッツオイルの効果的な摂取方法とは

ココナッツオイルの良さは知っているけど、味と香りがあるので苦手、中々使いにくいものだと思っている方は多いと思います。
手っ取り早く摂取するには、そのままスプーンにすくって食べる、コーヒーやスムージーなどの味のあるものに風味付け程度に使う、パンにバターのように塗る方法ですよね。
効果的な使い方は、まだまだあります。
今回は、以前少しお話したファイトケミカルのことも交えて、料理を更に美味しく、そして効果的な取り方をご紹介いたします!

ファイトケミカルとは?

ファイトケミカル(phyto chemical)とは、植物由来の化学成分です。
野菜や果物などの色、香り、灰汁などに含まれており、その種類は約1万以上あると言われていて、現在では約1500種類ほど解明されています
非栄養素と言われていましたが、身体の健康維持や増進に役立つ作用を持つことが分かってきており、ファイトケミカルと呼ばれるようになってきました。

ファイトケミカルの最大の特徴は、抗酸化作用です。
活性酸素を防御、除去する抗酸化力が強いことから、若々しく維持する力があると注目されています。
ファイトケミカルの中でも特に注目されているのが、ポリフェノールカロテノイド
ポリフェノールの多く含む食品として、赤ワインやチョコレートが思い浮かぶと思いますが、カロテノイドはあまり聞き慣れないものだと思います。

カロテノイドは、主に緑黄色野菜に多く含まれています

カロテノイドとは?効果は?

カロテノイドとは、赤や黄色、緑色をした緑黄色野菜や、果物に含まれる色素成分の総称のことです。
カロテノイドの中には、β-カロテン、リコピン、ルテインなど、様々な種類があります。

このカロテノイドを摂ることで、女性にはたくさんメリットがあるので紹介します。

健康的でツヤのある肌を作る効果
これは、研究論文で発表されています。
論文によると、野菜や果物を多く食べた人の肌は健康的でツヤと輝きがあり、血液中のカロテノイドの数値が高かったと発表しています。
抗酸化成分であるカロテノイドは、皮下脂肪に蓄えられた後、皮脂として分泌され、皮膚の最も上の層に吸収されることによって、健康的な輝きを放つということのようです。

この作用を「カロテノイドグロウ」と呼んでいます。
異性を惹きつけるほんのりバラ色の自然な肌になるので、女性としての魅力がアップします。

乳がんになるリスクが軽減される
2012年ハーバード大学で発表された論文によると、カロテノイド値が高かった上位20%の女性は、カロテノイド値が最も低かったグループの女性と比べ、乳がんになるリスクが15~20%低かったというのです。

これは、カロテノイドが体内でレチノール(ビタミンA)に変換され、細胞の成長や遺伝子発現に影響を与え、腫瘍の成長を抑制することで、乳がんのリスクが間接的に抑えられたものだと考えられています。

また、カロテノイドが細胞間のコミュニケーションを促し、免疫系の働きを強化して、体内で異常に成長する細胞を抑制する手助けをすることも、関係していると考えられています。

カロテノイドの効果を十分に得るには、エキストラバージンオイルなどの良質な油と一緒に摂るのがポイントです。
その理由は、カロテノイドは脂溶性なので、油と一緒にとることで身体への吸収が高まるからです。

ここでココナッツオイルの登場です!

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸なので、素早く吸収・分解されエネルギーになります。
つまり、脂溶性のカロテノイドと一緒に摂取することで、吸収、分解が更に効率よくなります。
しかもココナッツオイルは約200度まで加熱しても酸化しないので、とても使いやすい油です。
そんなココナッツオイルはカロテノイドとの相性がバッチリです。

緑黄色野菜×ココナッツオイルレシピ

調理方法には、煮る、焼く、和える、蒸す、揚げるなどあります。
ココナッツオイルは200度まで加熱しても酸化しないので、使える幅はとても広いです。

料理があまり得意ではない方でも簡単にできる、そして簡単にココナッツオイルを使える緑黄色野菜との使い方を紹介します。
ココナッツオイルでもエキストラヴァージンココナッツオイルを使いましょう。
詳しくはこちら

煮る
煮物を作る際、あまり油は使わないかもしれませんが、煮る前にココナッツオイルで軽く炒めるというひと手間を加えてあげてみてください。
特に、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜を使う際は使ってみて下さい。
意外にも、和風の煮汁との相性がいいんです。
煮物以外では、カレーの具材を炒める際にココナッツオイルを使うと、ぐんとコクが出るのでオススメです。
しかもカレーは緑黄色野菜をたっぷり入れられるので、手軽に摂取することができます。

焼く
アスパラやほうれん草などの緑黄色野菜を炒める際には、ココナッツオイルを熱した後、にんにくを加えてあげると、ココナッツオイルの香りも気にならず、普段使っている油よりもサッパリと仕上がります。

和える、蒸す
ドレッシングとしてもココナッツオイルは使えます。
ココナッツオイルは25度以下で固まってしまうので、サラダに使うのは難しいかもしれませんが、温野菜や蒸し野菜を和えるのには問題ありません。
もし、ココナッツオイルを冷たいサラダに使いたい場合は、オメガ3の亜麻仁油、シソ油、エゴマ油と混ぜて使ってみて下さい。
緑黄色野菜の中では、ブロッコリーと特に合います。

揚げる
揚げ物に使っている油をココナッツオイルに変えるだけで、揚げ物がカラリとし、サクサクの歯ごたえになります。
サラダ油で揚げたものよりも、サッパリしているので、胃もたれや胸やけも防げます。
天ぷらにすれば、色々な野菜を食べられますし、衣をつけて揚げることにより、野菜の栄養素を封じ込めたまま調理することが可能です。

今はエキストラバージンココナッツオイルの中でも、香りを抑えてあるものもあるので、かなり料理に使いやすくなったと思います。
緑黄色野菜と相性バッチリなココナッツオイルで、体の中から健康に、更に美しくなりましょう。

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